●品名:食用油
●原材料:菜種(国内産)
●容量:180g/320g/450g
●製造元:たねのわ搾油所
■たねのわ搾油所とは
「たねのわ搾油所」は、信州長野から九州佐世保に渡った青木ご夫妻が営む、昔ながらの暮らしに近いオールドスタイルの油屋さんです。
手作りの食用油をもっと身近に。そして菜の花が咲く日本の美しい風景を残し、その種を通じて輪が広がる循環社会の実現を目指す西の果ての小さな油屋さんです。
自然豊かな美しい平戸から、食卓には欠かせない食用油を、丁寧にまごころ込めてお届け致します。
■国産原料100%オールドスタイルの油屋さんです
昭和30年代より前の日本には、地域ごとにたいてい搾油所があり、当時は多くの農家が米の裏作で菜の花を植え、採った菜種で油を搾っていました。
けれどもその後、菜種の輸入自由化による大手食品メーカーの台頭などにより、地域の小さな搾油所は次々に姿を消していき、現在は全国でも数えるほどしかその姿を見ることが出来ません。
「たねのわ搾油所」は、その昔ながらの製法に加え、原料も国内自給率1%と言われる国産菜種100%にこだわります。その国産搾油用の無エルシン酸品種のみを使い、化学薬品は一切使わず、物理的な力を加える圧搾法でゆっくり時間をかけて搾っていきます。
更にその搾った油から澱を取り除く工程でも、化学的に沈澱させる方法ではなく、静置沈殿法により、なんと5日間という時間をかけて不純物を沈殿させ、その上澄みを和紙でろ過したものが、「たねのわ搾油所」の菜種油です。
■薪釜でひき出す風味豊かな油
「たねのわ搾油所」では、焙煎にもこだわり薪釜を使用します。燃料は、地元の山の手入れ時に出る伐採木を利用し、その微妙な火加減を調整しながら菜種の青臭い香りを抑えつつ、ナッツ類に似た風味と、バターのような深いコクをひき出しています。
■最後の一滴まで無駄がない
昔ながらの圧搾法により搾られた菜種油には、ビタミンEやオレイン酸が多く含まれており、揚げ物でも繰り返し使え、最後は炒め油などに使えます。圧搾菜種油は、最後の一滴まで使える廃油のでない環境にも優しい油なのです。
■かつての里山の黄色い菜の花畑…
かつては菜種自給率100%を誇っていた日本…。それが今では、菜種の原料が菜の花であることすら知らない人も増えているようです。
そして昨今では、菜種油専用のアブラナ畑を見ることも少なくなりました。かつては、味噌にするための米や麦のように、油用の菜種も各家々で作っていたそうです。
もう一度かつての里山のように、黄色い菜の花畑が広がる日本の美しい風景の再来をを夢見て・・・。