【コシヒカリ】
コシヒカリの最大の魅力はその美味しさ。味の特徴は、強い旨みと粘り、香りやツヤ、歯ごたえの柔らかさなど、どれをとっても優れています。
その美味しさの秘訣は、でんぷんの主成分である「アミロース」と「アミノペクチン」のバランス。お米本来の味や香りが強いので、薄味の和食よりも、濃い味付けの料理との相性が良いですが、粘り気が強い分、酢飯やチャーハンなど、お米を調理する料理には不向きと言えます。
日本全国で作られるお米の3分の1がコシヒカリであることからも、その圧倒的な美味しさを裏付けていると言えます。
【イセヒカリ】
イセヒカリは、コシヒカリの突然変異種と言われていて、1989年に2度の台風に襲われた伊勢神宮の神田で、 「西八号田」のコシヒカリは完全に倒伏しましたが、中央に2株並んで直立している稲があり、その2株から試験栽培が始まり、イセヒカリが誕生しました。
1996年酒井逸雄少宮司により皇大神宮御鎮座二千年を記念してイセヒカリと命名され、現在では、未品種登録で各県の奨励品種にはなっていませんが、硬質米タイプのイセヒカリは、その由来からも、輸出向きのお米として、また寿司米や神酒米にも期待される品種です。
その味はコシヒカリをしのぎ、多収性で栽培しやすく、発見からわずか10年あまりで、各地の米作り名人たちの注目を集め、あっという間に全国的に広がりました。
しかし問題は炊き方です。イセヒカリは典型的な硬質米で、吸水に時間がかかるという性質を持っています。そのため時間をかけて、十分水を浸透させてあげないと、本来の味を発揮してくれません。
コシヒカリのような軟質米用に設計されている炊飯器を使い、さっとといで、すぐにスイッチを入れて炊く、というやり方ですと、芯が残ったり、堅くて美味しくない!という結果になることもあります。
ポイントは水加減です。美味しく炊く方法は、できれば一晩(約6時間)水につけていただくことです。そしてスイッチを入れる前の最後の水加減で、お好みに合わせて水加減を調整して下さい。因みに我が家では、炊飯器の目盛りより1割り程度水を多めにして炊いています。
ですが一晩水につけるなんて面倒だという方は、単純に水加減を多めに調整して炊いて下さい。少し余裕があれば、10分でも20分でも吸水時間をとってあげると良いと思います。
〈イセヒカリの特徴〉
・粒がしっかりとしている硬質米
・冷めても美味しい
・噛みごたえがあって力強さを感じる
・少量でも満足感が高い
・あっさりとしているので濃い目のオカズにぴったり!
【ミルキークイーン】
ミルキークイーンは、アミロースを低下させて粘り強く食味の良い米を得るために、1985年に農研機構(旧農業研究センター・稲育種法研究室)で研究が始まった比較的新しい品種のお米です。
元々コシヒカリを基に、他にはない低アミロースなお米を目指して開発されたため、アミロース含有量が低く、粘りが強いモチモチっとした触感が特徴です。
そのアミロース含量は10%前後と言われ、一般的なコシヒカリの約半分です。そのため粘りが強く、通常のお米よりも軟らかくなりやすいため、加水量を10~15%ほど減らすと適度な硬さが得られ、冷えた後も硬くなりにくく、触感や風味がそのまま残るので、お弁当やおにぎりに最適です。
因みにミルキークイーンの名前の由来は、玄米が半透明で乳白色をしていることで名づけられています。ミルキークイーン単体でも美味しいく食べられますが、他の品種のお米に弾力や触感等が欲しい時等、ブレンドすることで様々なバリエーションのご飯を演出できます。
※本商品は、飯村農園様より直送便でのお手配となり、配送日時の指定にお応え出来ない場合がございます。また決済方法につきましては、「代金引換」等一部ご利用出来ないものもございます。予めご了承下さい。
※本商品は、価格や数量に関わりなく個別に送料がかかります。そのため、他の商品と併せて10,000円以上ご購入いただいた場合でも、ご注文確認のメールにて別途送料をご請求させていただきます。どうか予めご了承下さい。
※納品書等につきましては別途当店より郵送でのお届けとなります。
【ミルキークイーンの籾米(籾付き米)の販売につきまして】
ご要望により、2022年5月より籾米(籾付き米)の販売を開始致します。籾米の販売につきましては、籾米は無選別でのお届けとなりますため、藁等の異物や、未熟米、有色米等も混ざったままのお届けとなります。予めご了承下さい。ただ籾米ですと、保存性に優れ、鮮度や美味しさは保たれ、備蓄用には適しています。籾から玄米や白米にすることができるお客様のみ、お求めいただきますようお願い申し上げます。
【販売終了のお知らせ】
飯村農園さんのお米につきましては、2023年2月末を持ちまして販売を終了させていただきました。これまで長きに亘り、ご支援ご愛顧いただきましたこと、深く深く感謝を申し上げます。