2019年応援したい人たち
2019年がはじまりました。
今年一発目の投稿となりますが、さて、今年はいったいどんな年となりますでしょうか…ワクワクドキドキ…皆さんは、どんな年にされたいですか?
信州健康倶楽部はと言いますと、昨年に引き続き、本当に良いものを作ろうと努力されている方々、そして物事の本質を捉えようと真摯に努められている方々を、個人法人問わずに、ただひたすらに応援していきたいと思います。
更には店長松永自身も、これまでの経験や智慧を活かして、少しずつですが、ものづくりにもチャンレンジしていこうと考えています。
さて昨年は、農薬を使わずに農産物を育てられている若手農家さんとのご縁を数多くいただき、その農家さん達が作られる農産物の販売に力を入れてきました。
またそれと同時に、彼らの生き方や生活、その実態にも迫ってまいりました。
日本の農業人口は、農水省のホームページによりますと、平成30年で175万人、そのうち65歳以上は120万人だそうです。
よって65歳未満の就農人口は55万人です。人口比率で言いますと、なんと0.004%です!
その中でも若者と言われる30~40代の就農人口は更に少ないということとなりますね。
そんな貴重な存在の彼らの生活とは、いったいどんなものなのでしょうか。
もちろん、TVやメディアで取り上げられるような華々しい成果をあげられている一部の若手農家さんもいらっしゃいますが、その多くは就農当時の想い描いた世界と現実とのギャップに苦しみ、夢破れて業界を離れる人も少なくありません。
ここで私がお話することは、実際に私がここ数年でご縁をいただいた若手農家さん達のお話です。
それは、ある意味私の想像を超えるものでした。中でも野菜農家さんは大変です。
これだけの重労働をし、私達が生きていくうえで最も必要とするものを生産されているのに、その対価として得られる彼らの収入が本当に低いことに驚かされます。
新規就農から5年間は、行政からの補助金があるので、それでなんとか生活は出来ますが…その後のことを考えると、もし私だったらとても結婚なんて考えられません。。。
更には種蒔きから丹精込めて作られた野菜の値段は、ミネラルウォーター以下の値段だったります。
因みに自給率100%以上あるヨーロッパ諸国の農家の収入は、そのうち約9割が行政からの補助金という国もあるそうです。
国家として自給率100%を維持することは大前提、農業政策としては当たり前のような気がしますが…
よって、もし行政からの補助がないのなら、流通価格を高く設定するべきですし、流通価格を抑えるならば、行政からの補助が必要なはずです。
でなければ農家はやっていけません。
だから効率を求め、少しでも収量を多くするために農薬を使うのです。
少しでも経費(人件費や労働力)を削減するために、除草剤を撒くのです。
これで食の安全を守るのは、ほぼほぼ不可能です。
日本の農薬使用量は、諸々条件や環境の違いはあれど、世界的にみてもトップクラス…
世界のトップ3を、お隣中国と韓国と常に争っているレベルです。
またホームセンター等に大量に並ぶメーカーの除草剤からは、発がん性物質…比較的業界ではメジャーな農薬では、神経毒性が指摘されている等の問題もあります。
ここに更には、TPPや種子法廃止…
もうこの状況、いったいどうすればよいのでしょう…
現状をこの目でみて、はっきり言って途方に暮れます。
就農人口が減り、そのほとんどが高齢者という実態も頷けます。
でも実際に人生をかけてこの状況の世界に足を踏み入れた若者達が目の前にいる…
更には、非効率で採算のとれないと言われる、有機栽培や、無農薬無施肥の栽培を必至でやっている…
なぜ?…
それは、彼らの中には、「何のために」という目的がしっかりとしているから…
自分達が食べていく為…という以前に、「何のために」「誰のために」…ということが明確になっているからです。
その話を聴いて、もう何もしない訳にはいきませんでした。
そこで昨年から、この若手農家さん達を応援するために、野菜セットの販売を始めました。
因みに彼らが地元のスーパーに出すと、当たり前ですが卸という形なので、店頭価格の60%~80%程度の価格で卸こととなります。
もちろん、手間暇かけて作られた野菜の店頭価格は、農薬を使用して作られる慣行栽培のお野菜と変わりありません。
また多くのスーパーは買い取ってはくれませんので、売れ残りは全て自主回収しなければなりません。
このように丹精込めて作られた野菜が100%売れることは先ずありません。
売れ残りや、形の変形等見た目の問題で出荷出来ずに破棄される野菜のなんと多いこと!
この問題をなんとかしたいです。
正直に言いますと一個でも多く売りたいです。
少しでも彼らの収入の足しになればと思います。
そして彼らの後に続く若者をもっともっと増やしたいです。
でなければ、本当に日本の農業は終わります!
なので、信州健康倶楽部で販売している野菜セットは、スーパーに並ぶお野菜よりは価格設定は高めです。
申し訳ありませんが、その点どうかご理解下さい。
でも食べていただくと分かります。
スーパーに並んでいるお野菜より確実に美味しいです。しっかりと野菜自身の味があります。
旨味もありますし、日持ちもします。
素材の味を活かしたお料理には最適です。
また彼らはとても勉強熱心です。遊びに行かれるなどほぼありません。
朝から晩まで働いてます。
年中無休です。
それが当たり前なんです。
彼らのような農家さんが作る農産物が、当たり前に流通される世の中、そんな世の中が来ることを只々願います。
今年はそのためには、あらゆる手段を使っていきたいと思います。
創業して13年。今年は14期目を迎えます。
経営とは、少しでも安く仕入れて、少しでも高く売ることと教わりました。
経費を削減して、少しでも多くの利益を出すことと教わりました。
一般的にモノの価格には、その原材料費に、開発費や人件費や諸々の経費、更にはその会社が抱える借金やその利子が上乗せされ、販売価格が決定されるのが当たり前です。
もちろん相場というものもありますが、基本的に価格決定権はメーカーにあります。
しかし農産物の流通価格では、それが当たり前になっていません。
それで経営をしろと言うのは酷過ぎます。
今年は信州健康倶楽部の存続をかけて、この問題に取り組んでいきたいと思います。
なので2019年は、ここに集中していきます。
もしかしたら、情報発信の方向性が、ちょっと偏ってしまうかもしれませんが、そこはどうかお許し下さい^^
もちろん便利な生活用品や、環境に優しい最先端技術、ちょっとマニアックなとんでも科学的な商品も、引き続き取扱っていきながら、皆さまの生活向上、環境改善の応援をさせていただきます。
もしかしたら、ビックリするような技術や製品が、ご縁の中から登場するかもしれません。
ということで、2019年の信州健康倶楽部は、ちょっと偏りながらも、ひた向きな農家さん達を全力で応援し、少しでもお役に立てるよう挑戦していきたいと思います。
どうか皆さまにも、少しだけでもお付き合いいただけますと嬉しいです!
ということで、1月は、テネモス理論・自然のしくみを応用して栽培されている和歌山の「めぐみファーム」山本恵美子さんのレモンを販売致します。
柑橘類では最近少しづつ増えていますが、農薬不使用・化学肥料不使用での栽培に挑戦されています。
レモンの最盛期は1月~2月で、期間・数量限定品となります。
これからの季節、その爽やかな香りに加えて、とてもジューシーになるそうです。
商品は「めぐみファーム」さんからの直送便となりますが、今回は単品ご購入の場合、「送料無料」でお届け致します!
実のギュッと締まった爽やかなレモンをお試し下さい!
【めぐみファームのレモン】
https://www.shinken-club.com/SHOP/MF1001.html
ご意見、ご相談は、
下記のフリーダイヤルまでお気軽にお電話くださいませ♪
信州健康倶楽部フリーダイヤル(携帯可)
0120-592-862
信州健康倶楽部 松永 生児
【テネモスシリーズ】
http://www.shinken-club.com/SHOP/915720/list.html
【生体エネルギー応用商品】
http://www.shinken-club.com/SHOP/886711/list.html